袴レンタル料金の相場は?卒業式で大学生が着付け込みで借りる費用を解説
大学の卒業式といえば、やっぱり袴姿。記念すべき日だからこそ「どんな袴を着るか」だけでなく「料金がどのくらいかかるのか」も気になりますよね。
袴レンタルは着物や小物などがセットになっている場合が多く、着付けなども含め、価格には幅があります。
本記事では、卒業式を迎える大学生に向けて、袴レンタルの相場や内訳、費用を抑える方法まで徹底解説します。
後悔のない選び方をして、最高の卒業式を迎えましょう!
目次
袴レンタルの料金相場はいくら?
袴レンタルの相場は、衣装のみで2万円~5万円程度 が一般的です。ここには着物(二尺袖)や袴、帯、小物類が含まれており、基本的に卒業式に必要な衣装は揃います。ただし、この金額には 着付けやヘアセットといったお支度代は含まれません。
▼料金差の主なポイント
• 女性の袴レンタル衣装代:2万円~6万円程度
• 男性の紋付羽織袴:3万円~7万円程度
• ネットレンタルは衣装のみで安価(2~4万円が多い)
• 店舗レンタルは試着やサポートが充実し、やや高め(3~6万円)
お支度料金(着付け・ヘアセット)は別途必要になるため、トータル費用を考える際は必ず加算して見積もりましょう。
着付け料は10,000円程度。ヘアセットは8,000円程度(メイク込みで+3,000円前後)を加算すると考えておくと安心です。
大学生の卒業式の袴レンタル相場
大学生の卒業式で最も多く選ばれている袴レンタルの相場は、2万5千円~5万円程度です。この料金には「二尺袖の着物」「袴」「半巾帯」「長襦袢(下着)」「小物類」が含まれることが多く、いわゆるフルセット価格となります。
特に人気の価格帯は 4万円前後。このクラスになると、トレンドのデザインやブランド着物、華やかな色柄の袴を選ぶことができ、卒業式当日の華やかさも十分です。
一方で、2万円台からの格安プランもありますが、この場合は「小物がオプション」「柄の選択肢が少ない」など制限が出ることも。
逆に6万円以上になると、有名ブランドの最新デザインや高級生地を使った袴が用意され、写真映えも抜群です。
「一生に一度の卒業式だから、予算は抑えつつも納得のいく袴を選びたい」という学生さんには、3~4万円前後がバランスの良い選択肢といえるでしょう。
男性の袴レンタル相場
男性の場合も卒業式で羽織袴をレンタルする方は、女性ほど多くはありませんが着用を希望される方も増えています。
相場は 4万円~7万円程度 と女性よりやや高めです。その理由は、紋付羽織袴の方が正装として格が高く、生地や仕立てにこだわりがあるためです。
基本のセットには「羽織」「袴」「着物(長着)」「角帯」「雪駄(草履)」などが含まれます。女性の袴が華やかさを重視するのに対し、男性の袴は黒や紺など落ち着いた色合いが中心で、シンプルながら存在感があります。
価格の中心は 5万円前後。ブランド物や華やかなデザインを選ぶと、6万円~8万円台になることもあります。女性に比べるとレンタル数は少なめですが、式典にしっかり映える和装スタイルです。
「普段着ないからこそ、卒業式は正装で」と考える男性には、レンタルが手軽でおすすめです。
袴レンタル料金の内訳と追加費用
袴レンタルの料金は「基本セット」と「オプション料金」で構成されます。基本セットには、袴や着物をはじめとした必須アイテムが含まれていますが、着付けやヘアセットや記念撮影などは別途料金がかかるケースが多いです。
▼追加料金が発生しやすいポイント
• 着付け代やヘアメイク
• 前撮りや当日の記念撮影
• 小物の追加レンタル(髪飾り・草履など)
レンタル料金を検討する際は、セットに何が含まれているのか、オプションでどのくらい費用が上乗せされるのかを確認することが大切です。
基本セットに含まれるもの
袴レンタルの「基本セット」には、卒業式当日に必要な衣装が一通り揃っています。主に以下のアイテムが含まれます。
• 着物(二尺袖):振袖より袖丈が短く、袴に合わせやすい着物。
• 袴:無地や刺繍入りなど、シンプルから華やかなデザインまで。
• 帯(半巾帯):袴の上に締める帯。コーディネートのアクセントになります。
• 長襦袢:着物の下に着る下着のようなアイテム。
• 小物類:重ね衿、腰紐、伊達締めなど着付けに必要な道具。
一方で、肌着・足袋(たび)・髪飾りなどはレンタルに含まれないことが多く、購入が必要な場合があります。
「全部レンタルで済む」と思っていると、当日になって足りないものが出てくることも。必ずレンタル内容を確認し、不足分は事前に準備しておくと安心です。
オプション料金がかかるもの
袴レンタルの基本セットに含まれない部分は、オプション料金として加算されます。代表的なものは以下の通りです。
• 着付け:5,000~10,000円程度
• ヘアセット:5,000~8,000円程度(メイク込みで+3,000円前後)
• 記念撮影(前撮り・当日撮影): 30,000円~50,000円程度
どのオプションを付けるかは「思い出をどこまで形に残したいか」で決まります。
着付けはプロに任せた方が着崩れなどの心配も少なく、安心できます。
ヘアセットはプロに任せた方が仕上がりが華やかになり、写真映えも抜群です。
また、前撮りをしておけば、当日はゆったり卒業式を迎えられるというメリットもあります。
一方で、予算を重視するなら「ヘアメイクは自分で」「撮影は友人にお願いする」といった工夫も可能です。オプションは必須ではないので、自分の希望に合わせて調整しましょう。
卒業式の袴レンタルを安くする方法5選
袴レンタルは工夫次第で費用を抑えることができます。特に卒業シーズンは料金が高騰しやすいため、早めの準備やサービスの使い分けがポイントです。
▼節約のコツ5選
1.早期予約割引・キャンペーンを利用する
2.ネットレンタルや学内提携を活用する
3.手持ちの振袖や着物を活用する
4.セット内容を見直して必要最小限にする
5.オフシーズンや平日を狙う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
早期予約割引・キャンペーンを利用する
袴レンタルを安くする最大の方法は「早期予約」です。卒業式シーズンの半年前から1年前に予約すると、10%~20%割引を受けられることが多いです。
また、店舗によっては以下のようなキャンペーンも実施しています。
• 学割:学生証提示でレンタル料が割引
• 友人紹介割引:友達と一緒に申し込むと双方が割引
• セット割引:袴と記念撮影を同時予約でお得
予約が遅れると、人気のデザインは埋まってしまい、希望の袴が借りられないこともあります。せっかくの卒業式に後悔しないためにも、できれば 夏~秋の時期に予約を済ませるのがベストです。
ネットレンタルや学内提携を活用する
最近は「ネットレンタル」で袴を注文する学生さんも増えています。ネットレンタルのメリットは、価格が実店舗より1~2万円ほど安いこと。
フルセットで2万円台から借りられる場合もあり、コスパを重視する方に人気です。
ただし、写真と実物の色味が違う、サイズが合わないといったリスクがあるため、サイズ表やレビューをしっかり確認することが大切です。
一方で、大学と提携しているレンタル業者を利用するのもおすすめ。学内で展示会や試着会が行われることが多く、安心感があります。
提携店は学生割引や学内特典がつくことが多いため、コストを抑えつつ自分に合った袴を選びやすいのも魅力です。
「節約はしたいけど、失敗はしたくない」という方は、学内提携店+キャンペーン利用が安心かつお得な選択肢といえるでしょう。
手持ちの振袖や着物を活用する
もしご家庭に振袖や着物がある場合は、それを活用して「袴だけレンタル」する方法もあります。袴単品のレンタル料金は 8,000円~20,000円程度と比較的安く、フルセットを借りるより大幅に節約可能です。
この方法を選ぶ際は、コーディネートのバランスが大切です。振袖が華やかな柄なら、袴は無地でシンプルにまとめると上品に仕上がります。逆に落ち着いた着物には、刺繍やグラデーション入りの袴を合わせると華やかさがアップします。
注意点としては、持ち込みの場合に「持ち込み料(2,000円~5,000円)」がかかる店舗もあること。事前に確認しておくと安心です。
「成人式の振袖をもう一度着たい」「家族の思い出の着物を活かしたい」という方にはぴったりの方法です。
セット内容を見直して必要最小限にする
袴レンタルは「全部入りセット」を選ぶと安心ですが、その分費用も高くなります。節約したい方は、自分で持っている小物を活用して、必要最小限のレンタルに絞るのがおすすめです。
例えば、以下のような持ち込み活用が可能です。
• 髪飾りを自分で用意する
• 足袋や肌着を事前に購入しておく
• 草履やバッグを家族から借りる
レンタル店によっては「小物持ち込み割引」を用意していることもあり、総額が1万円以上変わるケースもあります。
ただし、持ち込みの場合は「必要なものが全部揃っているか」を必ず確認すること。帯や腰紐など細かいアイテムを忘れると、当日に慌てることになります。セット内容を一度チェックして、不要な部分を見直すことが節約の第一歩です。
オフシーズンや平日を狙う
袴レンタルは、卒業シーズンである2月~3月に需要が集中するため、どうしても料金が高めに設定されています。そこでおすすめなのが、オフシーズンや平日の利用です。
例えば、前撮りを秋や冬の平日に行うと、レンタル料金が通常より1万~2万円安くなることもあります。繁忙期を避けることで、ゆったり撮影できるメリットもあり、人気の衣装を確保しやすい点も魅力です。
「当日はシンプルに式に参加するだけにして、写真は別日にゆっくり撮る」という方法も、費用削減につながります。
特にフォトスタジオ併設のレンタル店なら、オフシーズン限定プランを設けている場合も多いので要チェックです。
時間や日程に融通が利く方は、オフシーズン活用で賢く節約しましょう。
袴はレンタルと購入どっちがお得?料金を徹底比較
袴を準備する方法には「レンタル」と「購入」の2つがあります。費用面で見ると、卒業式で1回だけ着るならレンタルが圧倒的にお得ですが、購入すれば自分専用の一式を手に入れることができます。
比較のポイントは以下の3つです。
• 初期費用(購入価格とレンタル料の違い)
• 維持費(クリーニングや保管の有無)
• 利用頻度(卒業式以外に着る機会があるか)
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。
【レンタル】の総費用
袴をレンタルした場合、卒業式1回の利用にかかる総費用は 3万円~6万円程度 が相場です。セット内容には着物・袴・帯・小物が含まれることが多く、必要なものを揃える手間がかからないのがメリットです。
「卒業式のために一度だけ着たい」という方には、レンタルが圧倒的におすすめです。特に、保管やクリーニングなどの手間も不要なので、気軽に和装を楽しめます。
ただし、人気のデザインは早期に予約が埋まってしまうため、早めの行動が必須です。費用を節約したい方は、早期割引やネットレンタルを活用するとよいでしょう。
【購入】にかかる初期費用と維持費
袴一式を購入する場合、費用は 8万円~20万円程度 が相場です。ブランドや生地の質によってはさらに高額になることもあります。購入する際に必要なアイテムは以下の通りです。
• 二尺袖着物:5万~10万円
• 袴:2万~6万円
• 半巾帯・長襦袢・小物類:1万~3万円
• 草履・バッグ・髪飾り:1万~2万円
•
さらに、卒業式後には クリーニング代(5,000円前後) や保管スペースが必要です。湿気や虫食い対策もしなければならないため、維持費も考慮しましょう。
購入のメリットは「自分専用の袴を持てること」や「何度も着られること」ですが、実際に卒業式後に着る機会は少ないのが現実です。利用シーンとして考えられるのは「結婚式の前撮り」「記念の写真撮影」程度で、多くの方にとってはレンタルの方が合理的です。
袴レンタルで後悔しないための注意点(デメリット)
袴レンタルは便利で手軽な反面、事前に理解しておくべき注意点があります。特に卒業式は一生に一度の大切な日なので、「もっと早く準備しておけばよかった」「思ったより費用がかかった」と後悔する方も少なくありません。代表的なデメリットは以下の3つです。
• 人気デザインは予約が殺到して借りられない
• ネットレンタルではサイズが合わない可能性がある
• 汚損や破損によって追加料金が発生するリスクがある
これらを理解し、対策をとっておくことで安心して卒業式を迎えられます。
人気のデザインは予約が殺到する
袴レンタルでよくある後悔のひとつが、「気に入った袴がすでに予約済みだった」というケースです。特にブランド着物や流行のデザイン、華やかな色柄の袴は人気が集中し、卒業シーズンが近づく頃には在庫がほとんど残っていないことも珍しくありません。
確実に希望の袴を選ぶためには、半年前~1年前の早期予約がカギになります。
多くのレンタル店では夏から秋にかけて展示会や学内試着会が行われるため、このタイミングで動き出すと選択肢も豊富です。
「卒業式直前でも大丈夫」と考えていると、妥協して柄を選ぶことになったり、希望より高い価格帯しか残っていないこともあります。特に友人と写真を撮る際に同じ色合いがかぶらないようにしたい場合は、早期予約で余裕を持つことが一番の対策です。
サイズが合わない可能性と対策
ネットレンタルを利用する際に多い失敗が「サイズが合わなかった」というトラブルです。袴は丈が長すぎると裾を踏んで歩きにくくなり、逆に短すぎると不格好に見えてしまいます。また、袴のサイズが合わないと、両脇が開きすぎたりします。
こうした失敗を避けるためには、ご自分の身長やヒップ、裄丈(腕の長さ)のサイズを正確に測ることが大切です。
裄丈は腕を下斜め45度に広げるように伸ばし、首の付け根から肩を通って、手首の骨のぐりぐりのところまでを測ります。
袴丈のサイズは帯と留める位置となるアンダーバストから約5㎝下を起点として計ります。
この時、草履を履く場合はくるぶしまで、ブーツを履く場合はくるぶしよりも短めに測ります。
ヒップはおしりの一番出ている高い箇所を測ります。
また、サイズ交換に対応している店舗や、複数サイズを試着できるサービスを選ぶと安心です。
可能であれば、学内展示会や店舗での試着に参加して、自分に合うサイズ感を確認しておくのがベストです。
ネットレンタルを利用する場合でも、必ずレビューや着用写真をチェックして、同じ身長の人がどう着こなしているか参考にすると失敗を減らせます。
汚損や破損による追加料金のリスク
レンタル袴は新品ではなく、他の利用者も着用する「貸衣装」であるため、汚損や破損には注意が必要です。食事中にソースをこぼしたり、草履で裾を踏んで破れてしまったりすると、数千円~数万円の修繕費を請求される場合があります。特に高級ブランドの袴や刺繍入りのものは、修繕費が高額になるケースもあります。
こうしたリスクを避けるには、レンタル店が用意している「安心補償プラン(5,000~2万円程度)」に加入するのがおすすめです。加入しておけば、多少の汚れや小さな傷は免責になることが多いため安心です。
また、当日は食事の際にナプキンを膝に置く、外で歩く際は裾を少し持ち上げるなど、自分で気をつけることも大切です。大切な卒業式を気持ちよく過ごすために、補償プラン+丁寧な扱いで備えておきましょう。
スタジオキャラットの安心サポート保障は前日までにご加入いただくと 16,500円(税込)
当日加入は33,000円(税込)となります。
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卒業袴のレンタルは夏から秋にかけてご予約が増えてきます。人気の衣装はすぐにご予約が埋まってしまいますのでご予約はお早めに。
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まとめ
袴レンタルの料金相場は、女性で 2万円~5万円前後、男性で 4万円~7万円前後 が一般的です。費用の内訳は「基本セット」と「オプション料金」に分かれており、着付けやヘアセット、記念撮影を追加すると総額が2~5万円ほど上がることもあります。
一方で、早期予約やネットレンタル、学割キャンペーンを上手に活用すれば、費用を抑えながら理想の袴を選ぶことが可能です。購入よりもレンタルの方がコストを抑えやすく、卒業式1回きりの利用であればレンタルが最適です。
ただし、人気のデザインはすぐに予約が埋まってしまうため、半年前~1年前の早期予約が後悔しない秘訣。失敗しやすいポイント(サイズ・汚損リスク)にも注意しながら、自分に合ったプランを選びましょう。最高の一日を迎えるために、今から準備を始めてみてください。