日本の伝統行事
2024-01-10

女の子の初節句にお祝いする方法|はじめての桃の節句(ひな祭り)にやること

女の子の初節句にお祝いする方法|はじめての桃の節句(ひな祭り)にやること

赤ちゃんが生まれると、お宮参りやお食い初めなど、さまざまな行事が待っています。
これらは女の子も男の子も共通の行事ですが、初節句は男女で別の日におこなうお節句です。
女の赤ちゃんの場合には、女の子のお節句である「桃の節句」が初節句にあたります。
一家に女の子が生まれると、初節句にあたる桃の節句に何をすればいいのか気になるところです。
この記事では、桃の節句について紹介します。


女の子の初節句にお祝いする方法


桃の節句

女の赤ちゃんにとっての初節句とは、生まれてから最初に迎える3月3日「ひな祭り」のことです。
初節句では、赤ちゃんの健やかな成長を祈って家族でお祝いをします。
春の節句にあたるので、春らしい飾り付けや料理で華やかに演出をしましょう。
なお2月生まれの赤ちゃんの場合は、生まれてまもなく初節句の日を迎えるため、翌年にお祝いをするケースもあるようです。



女の子の初節句はいつするの?


赤ちゃんにとって生まれてはじめて迎える初節句は、はじめて男女で違う日程でおこなう行事となります。
女の子の場合には、生まれてからはじめて迎える3月3日が初節句です。
初節句には、赤ちゃんが無事に誕生して健やかに成長してきたことを祝うもの。
また厄除けの意味もこめられています。
日本では古くより季節の変わり目に節句として邪気を払う行事がありました。
節句は、以下の5つがあります。



  • 1月7日:七草の節句

  • 3月3日:桃の節句

  • 5月5:端午の日節句

  • 7月7日:七夕の節句

  • 9月9日:菊の節句



このうち、3月3日は女の子の節句、5月5日は男の子の節句とされています。


3月3日にできないときには


女の子の初節句のお祝いは3月3日におこないたいものですが、当日が平日などで家族の都合があわない場合には、3月3日に近い日程でお祝いをするといいでしょう。
できればお祝いごとなので、前倒しの日程でおこなうことが好ましいです。
3月3日に近い週末などを利用して、家族みんなが集まれる日程を考慮します。
もしもどうしても3月3日を過ぎてしまう場合でも、なるべく早めの日程でとりおこないましょう。

赤ちゃんにとってはじめての桃の節句(初節句)には何をするの?


女の赤ちゃんが生まれてはじめてのお節句には、赤ちゃんを囲み家族でお祝いをします。
ひな人形を飾り、赤ちゃんの両親や祖父母、親戚や友人などとお祝いをすることもあるでしょう。
ひな祭りにふさわしいお料理やお菓子で、盛大にお祝いをします。


桃の節句(ひな祭り)とは


3月3日のひな祭りは、桃の節句ともよばれています。
桃の節句つまりひな祭りとは、女の子のお祝いをする日です。
毎年3月3日より以前からひな人形を飾り、当日には家族や親戚、友人などと一緒にお祝いをします。
初節句にかぎらず毎年桃の節句はやってきますが、ことに初節句は生まれてはじめてのお節句ということで、盛大にとりおこなわれるのです。


はじめての桃の節句に用意するもの


ここからははじめての桃の節句を迎える際に、用意するものを紹介します。
いつごろから何を用意すればいいのかも、確認してみてください。


ひな人形


ひな人形

桃の節句にかかせないのが、ひな人形です。



●ひな人形はいつからいつまで飾るの?

初節句の際にひな人形を購入する場合には、1月から2月の頭ころまでには購入するとよいでしょう。
ひな人形が多く出回る時期は、11月ころからです。
余裕があれば早めに見てみるのもいいでしょう。
人気のおひな様はすぐに売れてしまいますので、なるべく早い段階で検討を始めれば、気に入ったおひな様が選べます。



●ひな人形は誰が買うの?

また、ひな人形を誰が購入するのかが気になるところですよね。
以前から、赤ちゃんの母方の実家で購入することが一般的でした。
現代ではそれほどこだわらずに、両家で半々ずつ出し合ったり父方の実家が購入したりと、さまざまなケースがあります。



●七段飾り・親王飾り・三段飾り

また昔はひな人形といえば7段飾りが一般的でした。
七段飾りでは15体の人形がならび、豪華絢爛です。
しかし最近は住宅事情にもより、7段飾りが飾れない家も多いでしょう。
そんなときにはお内裏様とおひな様の親王飾りだったり、お内裏様とお雛様に三人官女の5人だったり、さらに五人囃子もそろう三段飾りなどもあります。
大きさも値段もさまざまなので、住宅事情や予算にあわせたおひな様が選べるでしょう。


ひなあられ


ひなあられ

おひな様といえばひなあられです。
色とりどりのほんのり甘いあられが、いかにも女の子の節句にふさわしいかわいらしさです。
ひなあられは開封しなければ日持ちがしますから、おひな様を飾ったらひな壇に飾ってあげるといいでしょう。
ひなあられのパッケージはかわいらしいものが多いので、そのままおひな様の近くに置いておくだけでも華やかです。
また豆皿などにひなあられを盛り付けて飾ってもよいでしょう。



ひし餅


ひし餅

ひな祭りにつきものといえば、ひし餅もあげられます。
赤・白・緑のお餅が三段に重なっているもので、春の行事であるひな祭りにぴったりです。
上から見るとひし形になっているので、ひし餅と呼ばれています。
ひし餅は、厄を払ったり女の子の健康を祈ったりしているといわれていますので、ぜひおひな様に添えて飾りましょう。



甘酒


ひなまつりには厄除けとして白酒が飲まれていましたが、子どもも飲むことができるノンアルコールの甘酒が用意されたと言われています。
甘酒は酒粕から造られたのもと、米麹から造られた2種類がありますが、ノンアルコールは米麹で作られたものとなるので原料やアルコール度数などをしっかり確認してご用意ください



桃の節句にふさわしい食事や料理


ここからは、桃の節句にふさわしい食事のメニューを紹介します。
とくに初節句には、豪華な食事を用意して、盛大にお祝いしてあげるのがおすすめです。



  • ちらし寿司

  • はまぐりのお吸いもの

  • 菜の花のおひたし

  • 桜餅

  • ひな祭りケーキ


それぞれ説明していきましょう



ちらし寿司


ちらし寿司

ひな祭りといえばちらし寿司、ともいえるほどひな祭りにちらし寿司はつきものです。
ひな祭りらしく、なるべく華やかにトッピングをすると、見映えがするでしょう。



  • 錦糸卵

  • 桜でんぶ

  • 絹さや

  • ゆでエビ



これらをちらし寿司の上に飾ると、ピンク、黄色、みどりと、おひな様らしい、また春らしい色合いのちらし寿司が完成します。
初節句の際には、なるべく豪華なちらし寿司になるように盛り付けも華やかにしてみましょう



はまぐりのお吸い物


はまぐりのお吸い物

桃の節句には、はまぐりのお吸い物もかかせません。
はまぐりは対の貝殻がピッタリとあいますが、他の貝殻とはけっしてあうことがないのです。
そのため、はまぐりは仲のよい夫婦をあらわします。
桃の節句のはまぐりは、女の子が良いご縁にめぐまれますようにといった意味があります。
はまぐりのお吸い物は、簡単にできてお祝いのムードも高まるのでぜひ準備しましょう



菜の花のおひたし


桃の節句には、菜の花のおひたしもよくあいます。
春の訪れをつげる菜の花で、おひたしをつくってみてはいかがですか。



桜餅


桃の節句のデザートには、桜餅がいいでしょう。
みどり色の桜の葉に包まれた、ピンク色の桜餅がおひな様らしさを演出してくれます。



ひな祭りケーキ


桃の節句

ひな祭りが近づくと、ひな祭りにふさわしいケーキやスイーツも出回るようになります。
和菓子にこだわらず、洋菓子でお祝いするのもおすすめです。
春らしく飾り付けられたケーキは華やかで、お祝いの食卓も盛り上がるでしょう。



初節句の記念撮影は写真スタジオで


初節句写真

女の子の初節句は、おじいちゃん、おばあちゃん、親せきなど親しい方を招いて盛大にお祝いをしたいものです。
しかし、ご親戚が遠方であったり、感染症が気になるという時には桃の節句にふさわしい食事のメニューを用意して、赤ちゃんの一家だけでお祝いをし、親戚や友人には記念写真を送るのもおすすめの方法です。
せっかくの初節句なので、記念写真はぜひ写真スタジオでとってみてはいかがでしょうか。
プロの手による撮影で、赤ちゃんやご家族の最高の一瞬を写真におさめることができます。
スマホで撮った写真ではなく、写真スタジオで撮った写真なら、祖父母や親類、親しい友人などにも「きちんとお祝いをしました」と報告ができるのでおすすめです。



女の子の初節句には思い出の写真を|プロにおまかせください


女の赤ちゃんが生まれてからはじめて迎えることになる初節句、ひな祭りについて紹介しました。
初節句は一生に一度しかありません。貴重な1日を家族でお祝いをしてあげましょう。
そして赤ちゃんの大切な1コマを写真におさめるのなら、ぜひプロの手におまかせください。


初節句の記念撮影はこちらをチェック

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