成人式の振袖レンタルはいつから準備する?メリットも解説
成人式は一生に一度の貴重なハレの場です。そのため、お気に入りの振袖を着用して参加したいと考えている方も多いでしょう。しかし、振袖を申し込むタイミングが遅くなってしまうと、お気に入りの振袖を選べなくなる可能性があります。お気に入りの振袖を着用するためには、早めに振袖レンタルを進めていきましょう。
本記事ではいつから成人式の振袖レンタルの準備を進めるのか、どのようなスケジュールで進めるのかなどを解説します。
目次
成人式の振袖レンタルのスタート時期
成人式の振袖レンタルは、2年半前から始められるのが一般的。早い所では3年前から準備する地域も多くみられるようになりました。振袖の新しいデザインが8月から9月に発表されることが多いことから、各社大々的に展示会などが行われます。また、成人式明けの1月の展示会で新作振袖が入荷するお店も多いため、3年前から準備、検討される方も増えてきました。
20歳の3年前、高校2年生の1月頃や2年半前の高校3年生の7月頃から少しずつ準備しておくことで、スムーズに振袖を選べるでしょう。
現在、成人年齢は20歳から18歳に引き下げられましたが、成人式は「二十歳の集い」などの名称に変更して20歳の時期に実施している自治体が多く見られるようになっています。早めにご自身の成人式の時期を自治体のホームページ等で確認されることをおすすめします。
成人式の振袖レンタルの具体的なスケジュール
成人式の振袖レンタルを準備するタイミングとポイントをまとめました。
- 3年前:情報収集を早めに
- 2年半前:8月から9月に新作振袖が発表されることが多い
- 2年前:レンタルのピーク時期
- 1年半前:学校や就職先の長期休暇を利用して
- 半年前:振袖の柄や色など選択肢が少なくなる
- 1カ月~2カ月前:小物などのアイテムがそろっているか確認する
3年前に情報収集をスタート
成人式の振袖レンタルは3年前から情報収集をスタートさせましょう。
まずはご自身の成人式が行われる自治体のホームページなどで、成人式の時期を確認しましょう。
また、呉服店や写真スタジオなどのホームページなどをチェックし、カタログなどの資料請求があれば取り寄せてみましょう。また、成人式の前後でSNSなどで振袖の投稿が多くされるので、流行りや自分の好みをチェックしておくのもいいでしょう。
3年前から予約を受け付けているお店もあるので気に入った振袖があれば早めに決めて予約をしましょう。
2年半前(8月~9月)実店舗で試着体験
夏休みなどを利用して実際の店舗に行き試着などをしてみましょう。好みの色の振袖と実際に似合う色が違うということもあります。
また、振袖をレンタルするか、購入するかなどお店の方に相談して具体的にイメージしましょう。
2年前(1月~3月)からスケジュールに余裕が生まれる
成人式の2年前、高校3年生の1月~3月頃からスケジュールに余裕が生まれ始めます。進路が固まり学校を卒業する時期のため、時間や気持ちに余裕を持った振袖選びが可能です。例えば、気になるデザインがあれば、店舗を訪れて試着してみましょう。進路の都合で実家を離れるのであれば、この時期に振袖レンタルを申し込むのもおすすめです。
なお、2年前の1月~3月から振袖のレンタルの申し込みが増加する傾向にあります。この時期は振袖のレンタルだけでなく前撮りや成人式当日の支度の申し込みも増えてきます。
2年前の4月~5月は帰省できるタイミング
高校卒業の進路の都合で実家を離れている場合、成人式の2年前の4月~5月に振袖を選んでみましょう。4月、5月であればゴールデンウィークを利用して帰省が可能です。親との予定も調整しやすいため、一緒に振袖選びやすくなります。
1年半前には振袖レンタル申し込みが再びピークになる
成人式の2年前(1月~3月)に振袖レンタルは申し込みピークを迎えます。その後、再度申し込みのピークを迎えるのが、1年半前の7月~9月頃です。夏の特別な振袖展示会などを実施しているお店も多いのでホームページなどで調べておきます。事前に来店予約をするといいでしょう。
この頃までにお気に入りの振袖が見つからなかったのであれば、情報収集をしてお気に入りの振袖を見つけましょう。
1年前には着付けの予約も埋まり始める
1年前になると振袖レンタルだけでなく、美容院の着付けの予約も埋まり始めます。また、各社が用意している早期割引の期限が迫ってくる時期でもあります。しかし、振袖のレンタルが一切できないわけではありません。まだ、申し込みが完了していないのであれば、早めに予約をしておきましょう。
半年前であっても振袖レンタルの申し込みは可能
振袖レンタルは半年前になってしまうと、柄の選択肢も少なくなり、新品でレンタル可能なオーダーレンタルも難しくなります。さらに、美容院の予約もなかなか空きが見つからない状況に。しかし、振袖のレンタルがまったくできないわけではありません。成人式当日の振袖が確保できていないのであれば、あるもの中から選び、申し込みを完了させましょう。
1カ月~2カ月前には受付が終了する
振袖レンタルは成人式の1~2カ月前には受付が終了するのが一般的です。この頃には小物や髪飾りなど、振袖に必要なアイテムが揃っているかどうかを確認しておきましょう。
成人式は20歳のタイミングで開催される自治体が多い
先述のとおり、成人の年齢は2022年4月1日に20歳から18歳に引き下げられました(※)。そのため、「成人式の振袖レンタルの準備も、18歳より前からスタートするの?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、成人式の対象となる年齢と時期については法律で定められていません。何歳のどのタイミングで成人式を開催するのかは自治体によって異なります。成人年齢引き下げ後も、多くの自治体では引き続き20歳を対象に成人式を開催しています。一般的に20歳を対象に成人式が開催されていますが、自分の住んでいる自治体が成人式で何歳を対象にしているのかを確認してみましょう。
※参考:政府広報オンライン.「18歳から“大人”に!成年年齢引下げで変わること、変わらないこと。」.“1「成年年齢」はいつから変わったの?”(参照2023-12-21)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201808/2.html.
成人式の振袖レンタルを早めに進める4つのメリット
成人式の振袖レンタルには早めに取り組むのがおすすめです。早めに準備を進めるメリットは主に以下の4つ挙げられます。
- 振袖の選択肢が豊富
- 前撮りに余裕を持てる
- 早期の特典が受けられる
- 当日の準備が負担にならない
それぞれどういうことなのか詳しく解説します。
1. 振袖の選択肢が豊富
まず1つ目のメリットは、振袖レンタルを早めに進めることで、さまざまな振袖の中からお気に入りの一着を選べるという点です。デザインはもちろん、幅広いサイズから自分に合った振袖を選択可能です。例えば、パンフレットに掲載されているような柄は人気が高く、すぐに予約が埋まってしまう可能性があります。
予約が埋まりやすいのは振袖だけではありません。振袖に必要な帯や小物の予約状況も注意が必要です。気に入った振袖と小物を身につけるためにも、早めに行動をスタートさせましょう。
2. 前撮りに余裕を持てる
2つ目のメリットは、前撮りに余裕を持てる点です。振袖を選ぶと成人式の前に前撮りをするのが一般的です。前撮りは振袖の予約が完了した人から予約していきます。そのため、振袖レンタルの予約が遅れると、前撮りの日程が限られてしまいます。一方、早めに振袖をレンタルすれば、幅広い候補日から前撮りのスケジュールを決められるでしょう。例えば、肌が日焼けしてしまう夏場の前撮りを避けることも可能です。
前撮りの日程に余裕が生まれれば、ヘアメイクやネイルなどにこだわる時間も増やせます。
3. 早期の特典が受けられる
3つ目のメリットが、早期の特典が受けられることです。振袖レンタルは早期特典が設けられているのが一般的です。例えば、小物の割引や前撮りサービスなどを早期の特典として設けているケースがあります。早めに申し込みをすれば、お得に振袖のレンタルが可能です。申し込みが遅れると、当日の準備がバタついてしまうかもしれません。
4. 当日の準備が負担にならない
最後のメリットが、当日の準備が負担にならないことです。振袖を早めにレンタルすることで、成人式当日までの準備がスムーズに進みます。成人式当日はヘアメイクや着付けが必要です。成人式当日のヘアメイクや着付けは、振袖を予約してからではないと決められません。振袖の予約が遅れると、当日のヘアメイクや着付けが早朝になってしまうこともあります。ヘアメイク、着付けが早朝になると負担が重くなりかねません。当日の準備の負担を軽減するためにも、早めに振袖をレンタルしましょう。
振袖をレンタルする際の4つの選び方
- プラン内容の確認
- 合計でかかる費用
- 振袖のレンタル期間
- 成人式当日の支度
プラン内容の確認
成人式 や前撮りでは振袖を着るだけでなく、ヘアセットやメイクが必要です。利用を検討している振袖レンタルが、振袖の着用に必要な小物や着付けなどのお支度、髪飾りや草履など何がプランに含まれていて、何を用意しないといけないのかを確認しましょう。
また、振袖レンタルの中には、着付けをプランに組んでいるサービスもあります。自分で着付けをするのは難しいため、専門家に依頼できるプランがおすすめです。
成人式当日の着付けなどの支度を一緒に申し込まれる場合には、受付が可能か、また会場なども聞いておくといいです。
前撮り撮影や写真が付いているかなども大きなポイントです。
また、短大の卒業式に着る袴のレンタルがお得になったり、姉妹でレンタルするとお得になるような特典もあったりするお店もあるのでチェックをしましょう
アフターサービス
振袖 レンタルはお店によって提供しているアフターサービスが異なります。例えば、振袖を返却する際にクリーニングが不要であったり、中にはクリーニング不要であっても、別途クリーニングの費用が必要なケースもあるでしょう。また、短大の卒業式に着る袴のレンタルがお得になったり、姉妹でレンタルするとお得になるような特典もあったりするお店もあるのでチェックをしましょう。
アフターサービスが充実しているのか、どのようなアフターサービスが用意されているのかも確認して振袖をレンタルしましょう。
2. 合計でかかる費用
振袖 レンタルを選ぶ際は、合計でかかる費用を確認しておくことも大切です。先述のように、振袖レンタル代にはヘアセットやメイク、着付けなどレンタル料に含まれているのか、含まれていないのであればそれぞれのパターンを見積もっておく必要があります。一般的には成人式当日の着付けやヘアセットの料金は通常より高くなっている傾向です。
また、パンフレットに掲載しているような好みのコーディネイトにするにはオプション料などが必要な場合がありますので、実際に試着などをしてお店のスタッフに詳しく相談するのがいいでしょう。
3. 振袖のレンタル期間
振袖レンタルを選ぶ際は、どれくらいの期間借りられるのかというレンタル期間を確認しましょう。振袖をレンタルできる期間は、店舗によってさまざまです。中には、数日のみしかレンタルできないというケースもあります。
レンタル期間が長い振袖を選んだ方が準備にも余裕ができます。レンタル期間だけでなく延長が可能であることも確認しておくのがおすすめです。
4.成人式当日の支度
成人式当日に着付けやヘアセット、メイクなどを行ってもらえるのか確認しましょう。
レンタルだけを行って、着付けなどは美容院で予約するということも可能ですが、レンタルしたお店で支度を行ってもらう、もしくはレンタルしたお店で提携している美容院で支度を行ってもらえると予約がスムーズで手間がかからないのでおすすめです。
振袖をレンタルする3つのメリット
成人式の振袖はレンタルだけでなく購入も可能です。そのため、レンタル、購入どちらにしようかと迷ってしまうかもしれません。あまりに迷うと、レンタルを申し込むタイミングが遅れる可能性があります。レンタルの申し込みが遅れてしまわないためにも、事前にレンタルのメリットを把握しておきましょう。
レンタルを選ぶメリットとして以下が挙げられます。
- 購入するよりもコストを抑えられる
- 保管が不要
- トレンドを押さえた柄を選べる
1. 購入するよりもコストを抑えられる
振袖の購入とレンタルを比較すると、後者の方がコストを抑えられます。振袖の購入は小物を別で用意しなければなりません。一方、レンタルであれば振袖だけでなく、草履やバッグ、ショールなどの小物も合わせて借りることができます。
2. 保管が不要
振袖はレンタルであれば、自宅で保管する必要がありません。クリーニングしてから返送するだけです。中にはクリーニングが不要なレンタルサービスもあります。一方、振袖を購入した場合、自宅で保管が必要です。
振袖や長襦袢、帯など小物もまとめて保管しなければなりません。そのため、ある程度の保管スペースが求められます。自宅で振袖を保管するためには、湿気が少なく直射日光が当たらないスペースの確保が必要です。振袖は直射日光に長く当たると、日焼けしてしまう可能性があります。また、防虫剤や除湿剤でカビ、虫食いから振袖を守らなければなりません。
3. トレンドを押さえた柄や色を選べる
振袖は毎年トレンドが変わっていきます。トレンドを押さえた柄や色を選ぶ上では、レンタルがおすすめです。振袖を購入する場合、流行りに影響されない振袖を選んでしまいがちです。一方、レンタルであれば流行りを捉えた着物を着用できます。そのため、将来の着用については置いておき、今着たい振袖、成人式で着たい振袖を選べるでしょう。
成人式の振袖をレンタルする3つのデメリット
成人式の振袖はレンタルすることで、購入よりも大幅に費用を抑えられます。しかし、振袖のレンタルはメリットだけではありません。次のようなデメリットも事前に把握しておきましょう。
- レンタル期間がある
- 人気のあるブランド振袖や柄はレンタルできない可能性がある
- サイズによっては取り扱いが少ない
1. レンタル期間がある
成人式の振袖レンタルは、借りられる期間が設けられています。先述のとおりレンタル期間は店舗によって異なります。あまりにレンタル期間が短いと、成人式後にすぐに返却しなければなりません。そのため、成人式から返却までバタついてしまう可能性があります。
また、大切な成人式の思い出である振袖を返却することに、抵抗を感じてしまうかもしれません。
2. 人気があるブランド振袖や柄はレンタルできない可能性がある
振袖レンタルは人気がある柄、色は全て貸出されている可能性があります。特にすぐ予約が埋まってしまう傾向にあるのが、新作のデザインや一点ものの振袖です。タイミングによっては、ホームページや店舗で気に入った振袖を見つけてもレンタルできないかもしれません。そのため、少しでも早い段階から振袖選びを進めていきましょう。
3. サイズによっては取り扱いが少ない
振袖レンタルはサイズによっては取り扱いが少ないというのもデメリットです。既存のサイズの中から選ぶ必要があるため、自分の体型にピッタリな振袖を見つけられないかもしれません。自分のサイズに合った振袖かどうかは着用して確認してみましょう。
レンタルで自分にピッタリなサイズを選ぶのであれば、オーダーレンタルがおすすめです。オーダーレンタルであれば自分のサイズにあった振袖を選べます。オーダーレンタルは自分のサイズに応じた振袖を着用できる一方、費用は通常のレンタルよりも高くなってしまうのがデメリットです。
【まとめ】成人式の振袖レンタルは早めに進めておこう
成人式の振袖レンタルはいつから準備するのか、早めに準備するメリットなどを紹介しました。
早めに振袖レンタルを申し込んでおくことで、振袖の選択肢が豊富、前撮りに余裕を持てる、早期の特典が受けられるなどのメリットがあります。振袖をレンタルで準備する際は、レンタル期間やプラン内容、合計の必要な料金などを確認しましょう。
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