卒業式の前撮りはいつがいい? 前撮り・当日撮り・後撮りそれぞれでおすすめの時期や、メリット・デメリットを解説
卒業式は人生の輝かしい門出です。色とりどりの袴やドレスに身を包み、卒業証書を受け取る節目の日は大切な思い出になるでしょう。卒業式当日は友人たちとスマートフォンやカメラで写真を撮り、フォトスタジオでも記念写真を撮る方も多いはず。フォトスタジオでは前撮り・当日撮り・後撮りと3つの選択肢を用意していることが多いですが、前撮りを選択する方が多い傾向です。では前撮りを検討する場合、撮影はいつの時期がよいのでしょうか。
本記事では卒業式の記念写真を撮る3つのタイミングとおすすめの時期、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。本記事を読んで満足のいく卒業写真を撮影し、素敵な思い出を残しましょう。
卒業写真を撮影するタイミングは3パターンある
卒業写真を撮影するタイミングには、「前撮り」「当日撮り」「後撮り」の3つのパターンがあります。立派に学業を修め成長した姿を、写真館やフォトスタジオで撮影した卒業写真を残しておけば、一生の記念になるでしょう。では卒業写真はいつのタイミングで撮影するのがよいのでしょうか。それぞれのタイミング別に見ていきましょう。
前撮り
前撮りは、卒業式の日よりも前に記念写真を撮影します。一般的に利用する方が多いサービスで広く認知されており、卒業式のレンタル袴を予約する際、お得な特典がついた前撮りプランの案内や広告を目にする機会があるでしょう。
撮影するフォトスタジオによって差はありますが、撮影用の個性的な袴を着たり着物を持ち込んで袴のみをレンタルしたり、さまざまなプランが用意されています。お得に卒業写真を撮影したい方に向いている方法です。
当日撮り
当日撮りは、卒業式の当日に記念写真を撮影します。式典前後の時間内にフォトスタジオを予約して写真撮影を行うため、当日は慌ただしい1日になることが予想されます。また、卒業式当日のフォトスタジオは大変混み合うため、早めに計画をたて予約を済ませておく必要があります。
卒業式当日の緊張感・高揚感を写真にそのまま残せるのが特徴ですが、当日撮りのお得なプランは前撮りほど多くないでしょう。忙しくて前撮り・後撮りに時間が割けない方に向いている方法です
後撮り
後撮りは卒業式が過ぎてから記念写真を撮影します。
時間にゆとりを持って写真撮影ができるので、ゆっくりと撮影に臨みたい方に向いています。また卒業式で授与された卒業証書を持って記念写真を撮りたい方にもおすすめです。一般的に卒業した同じ月のうちに撮影をするケースが多いです。
しかし卒業式後は卒業旅行や引越し、新入社員研修など新生活の準備で忙しくなる可能性も高いため、前もって撮影日を計画しておくとよいでしょう。
卒業写真を前撮りする場合
卒業写真を前撮りする場合、どのようなポイントを知っておくとよいのでしょうか。ここでは前撮りにおすすめの時期、大まかな費用、前撮りのメリット・デメリット、どれくらいの準備期間がかかるかの5点を詳しくご紹介します。
前撮りにおすすめの時期
前撮りは卒業式の前であれば基本的にいつでも撮影可能ですが、一般的にスタジオ撮影のピークは7〜11月頃です。夏の時期に撮影する場合は袴とちぐはぐな雰囲気にならないように、紫外線対策をしっかり行い日焼けのしすぎに気を付けましょう。12~2月頃の撮影なら卒業式に実際に参加した時に近い状態の自分の写真を残すことができるでしょう。
前撮りの費用感
前撮りの費用は一般的に、撮影料と写真代で1〜5万円が相場です。フォトスタジオによってはお得な前撮りキャンペーンをしています。
また、撮 影した写真のデータをフォトブックにしたり台紙写真にしたり、着付けやヘアメイクを行うオプションでも費用が変わるので、フォトスタジオの料金プランを見比べて予算に合ったものを選ぶようにするとよいでしょう。
前撮りのメリット
前撮りをするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは以下の4つをご紹介します。
- 撮影用の特別なヘアメイクや衣装で撮影できる
- 撮りたいポーズやスタジオセットでじっくり撮影できる
- 当日とは違う衣装の卒業写真が残せる
- 卒業式当日に余裕を持って行動できる
前撮り写真をフォトスタジオで撮影する際は、特別な撮影用の袴やヘアメイクで撮影できます。撮りたいポーズやセットで演出したい雰囲気にこだわりがある方は、じっくりと時間をかけて撮影ができるのでおすすめです。
卒業式当日にスーツやドレスなど違う衣装で参加する予定の方も、前撮りを利用すればきれいな袴姿の卒業写真を残せます。一生の思い出として袴姿の記念写真を残しておくとよい思い出になるでしょう。
また、卒業式当日が雨や雪など悪天候の場合も想定しておきましょう。慣れない袴姿での移動は私服の時より時間がかかります。前撮りで事前に写真撮影を済ませておくと、卒業式当日は時間に余裕のあるスケジュールを組めるので安心です。さらに、時間に余裕があることで、学生生活最後の貴重な時間を友人や恩師と楽しく過ごせるのも大きなメリットでしょう。
前撮りのデメリット
一方で、前撮りをするデメリットには主に以下の2つがあります。
- 衣装代金が余分に発生する
- 記念写真の季節感が合わない
基本的に前撮りをすると「衣装代や着付け、ヘアメイクの代金が2回かかるのでは?」と予算的に不安な方もいるでしょう。前撮りの場合、お得なプランで撮影ができるフォトスタジオもあるので事前に調べておくと安心です。
また、夏季休暇のタイミングで卒業写真を撮ると、日焼けや髪の毛・メイクの色などに季節感が投影されてしまい、卒業の雰囲気がうまく出せないケースもあります。気になる方は、できるだけ卒業式に近い日程で前撮りの予定を組むとよいでしょう。
前撮りの準備期間
前撮りのピーク期間は比較的早い段階で予約が埋まりやすいです。多くの種類から袴を選びたい方や、絶対に希望の日を押さえたい方は1年前から準備を始めることも多いです。希望する撮影日がある場合、3カ月前までの予約をおすすめします。
その際、ヘアアクセや小物、着物を持ち込みたい方はフォトスタジオに持ち込みが可能か確認してから準備をするようにしましょう。確認をせずに持ち込むと追加料金を請求されるケースもあるので注意が必要です。
また、フォトスタジオによって下着やタオル・足袋など、着付けの際に持参すべき小物が違います。撮影日の1週間前までに必要な持ち物を全て揃えられるよう、しっかりと確認をしておきましょう。
卒業写真を当日撮りする場合
次に、当日撮りにかかる大まかな費用、メリット・デメリット、準備にかかる期間を詳しくご紹介します。
当日の流れ
卒業写真を当日撮りする場合、一般的に卒業式典が始まる前に写真撮影を済ませます。
卒業式が2部制の学校では、午前の式典に参加の方は6〜9時の間、午後の式典に参加の方は6〜12時の間で写真撮影が行われますが、フォトスタジオによって異なるため事前に確認しておきましょう。
午前の式典に参加する方は撮影時間が限られており、早朝から着付けやヘアメイクの準備が必要です。準備は2〜3時間程度が一般的なため、逆算して起床・準備・写真撮影の時間を計画しておく必要があります。
卒業式典の後に写真撮影をしてもよいですが、涙でメイクがよれていたり、袴が着崩れていたりするため式典前の美しい状態での撮影が好ましいでしょう。
当日撮りの費用感
当日撮りの費用は一般的に、撮影料と写真代で1〜3万円が相場です。当日撮りは限られた時間内に撮影するため写真のカット数が少なく、前撮り・後撮りと比べて安く撮影できる可能性があります。割引プランやお得なキャンペーンは比較的少ないですが、フォトスタジオによって異なるので事前に調べておきましょう。
また、前撮りと同じく撮影した写真のデータをフォトブックにしたり台紙写真にしたりするかで予算が変わります。予算や写真のカット数に見合ったプランを選ぶようにしましょう。
当日撮りのメリット
当日撮りをするメリットには主に以下の3つがあります。
- 費用が少ない
- 別日のスケジュールを調整しなくて済む
- 卒業式当日の表情をそのまま写真に残せる
当日撮りは袴の着付けやヘアメイクが1回で済むため、全体的な費用が安く済みます。また、別日に写真撮影のスケジュールを調整する必要がないため、多忙な方でも確実に卒業写真を撮影できるのでよいでしょう。
加えて、当日撮りは卒業式当日の緊張感や喜びの表情をそのまま写真に残せます。数年先に卒業写真を見返した時、当日の気持ちを思い出せるような臨場感溢れる写真が撮影できるのは当日撮りの大きなメリットです。
当日撮りのデメリット
一方で、当日撮りをするデメリットには以下の2つがあります。
- 卒業式当日のスケジュールが忙しい
- 衣装が1着しか着られない
前述したとおり、卒業式当日は早朝の準備から夜の謝恩会・パーティーなど、朝から晩まで忙しいスケジュールが予想されます。特に、卒業式の前後は恩師・友人や後輩との会話や個人的な写真撮影を楽しむ時間でもあるため、当日撮りに時間を取られて友人たちとの貴重な時間を過ごせず後悔してしまうケースもあるので注意が必要です。
また、当日着る衣装での撮影となるため、試してみたかったヘアメイクができなかったり、着てみたかった衣装が着られなかったりするデメリットもあります。
当日撮りの準備期間
時間的に忙しい当日撮りは、限られた時間内でたくさんの方が撮影します。そのため卒業式会場に近くアクセスしやすいフォトスタジオの予約は早い段階で埋まります。遅くても3カ月前、可能であれば半年前までに予約を終えておくと安心です。
前撮りと同じく、ヘアアクセや小物、着物を持ち込みたい方は事前に確認しておきましょう。また、下着やタオル・足袋など、着付けの際に持参する小物も撮影日の1週間前までに全て揃えておくようにします。
卒業写真を後撮りする場合
後撮りにおすすめの時期は3月中です。
一般的に、4月は就職で引越しをしたり、新人研修で忙しくなったりするため、卒業式が終わった3月中に撮影するのが適しています。時期がずれてしまうと、卒業の時期と異なった雰囲気になる可能性があるので注意が必要です。
また、卒業する年の気候によっては、桜の開花時期に撮影できる可能性もあります。屋外でのロケーション撮影サービスを予約して季節感溢れる写真に仕上げるのも魅力的です。
後撮りの費用感
後撮りの費用は一般的に、撮影料と写真データ代で前撮りと同じ1〜5万円くらいですが、フォトスタジオによってはお得な後撮りキャンペーンをしています。
また、前撮り・当日撮りと同じく、撮影した写真のデータをフォトブックにしたり台紙写真にしたりするかでも費用が変わるので、予算に見合ったプランを選ぶようにしましょう。
後撮りのメリット
後撮りをするメリットには主に以下の3つがあります
- 違ったスタイルのヘアメイクが試せる
- 違う衣装での写真が残せる
- 卒業証書を手に持って撮影ができる
卒業式当日にいいなと思った友人のメイクアップや、会場で見かけたユニークなヘアスタイルなど、自分のお気に入りに近づけるのは後撮りのメリットの一つです。袴姿を一度経験しているため、後撮りの写真では違ったスタイルに挑戦したくなるケースもあります。卒業式はスーツで参加した方が袴やドレスで撮影したり、逆に袴で参加した方がゴージャスなドレス姿で撮影したりできるのも魅力です。
また、後撮りでは自分の卒業証書を手に持って写真が撮れるのも大きなメリットです。卒業式ならではの特別な写真を残せます。
>後撮りのデメリット
一方で、後撮りをするデメリットには以下の2つがあります。
- 費用がかかる
- 短期間でのスケジュール調整が必要
後撮りの場合、当日の着付けやヘアメイクと後撮りの日の分、2回費用がかかるのでトータルでは高くなる傾向です。予算が定まっている方は、予算内で後撮りができるフォトスタジオを探しておきましょう。
また、前述したとおり、後撮りをする3月は卒業旅行や新生活の準備・引越しをしたり、新入社員研修が始まる会社もあったりと、一般的にとても忙しい月になります。特に引越しや新入社員研修は直前まで日取りが定まらないものもあるので、短期間でスケジュールを調整する必要があるのはデメリットの一つです。
後撮りの準備期間
後撮りの準備期間は
前撮り・当日撮りと同じように、3カ月前までにフォトスタジオの予約を済ませておくと安心です。3月は卒業や入学記念で写真撮影をする方が多いので、撮影希望日が決まったらなるべく早めの予約をおすすめします。
また、前撮り・当日撮りと同じですが、ヘアアクセや小物、着物を持ち込みたい場合はフォトスタジオに可能か確認しておきましょう。下着やタオル・足袋など、着付けの際に持参する小物も撮影日の1週間前には全て揃えておくと安心です。
卒業写真は前撮りがおすすめ!
ここまで、卒業写真を撮影する3つのパターンをご紹介しました。これらのメリット・デメリットを踏まえてスタジオキャラットが特におすすめするのは「前撮り」です。
卒業式直前で「いよいよ卒業だな」と実感が沸く12~2月の前撮りは気分も高まるので特におすすめです。また、2〜3月初旬に早咲きの桜を背景にしたロケーション撮影も人気があります。季節感溢れる美しい写真を撮りたい方は、桜の開花時期をチェックしておくとよいでしょう。
遠方の学校に通われている方は、学校の夏季休暇に合わせて7~9月に友人と前撮りをされる方も多いです。お盆休みなど両親・祖父母が集まるタイミングに合わせて家族と一緒に撮影するのも思い出に残る写真になるのでよいでしょう。
また卒業式はスーツで出席する予定の方も、前撮りで袴姿の写真を残すことをおすすめします。今後の人生において袴を着用する機会はそう多くありません。卒業の節目に前撮りを利用して記念写真を撮影しておきましょう。
まとめ
本記事では、卒業式の記念写真を撮る3つのタイミングとおすすめの時期、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。中でも特におすすめは前撮りです。
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