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2024-02-19
祖父母がお宮参りに参加する際の服装は?選び方や注意点、年代別・季節別の服装のポイントを解説
お孫さんが誕生して初めての大きなイベントはお宮参りです。お宮参りは神社に参拝し、赤ちゃんの健やかな成長を祈願する大切な行事。おじいちゃんおばあちゃんにとっても、めでたくうれしい日です。しかし、お宮参りでは参拝の他に、記念写真の撮影や料亭やレストランでの食事会を行うことも多いため、服装に悩まれる方も多いようです。
本記事では服装選びで困っている祖父母の皆様のために、お宮参りでの服装の選び方や注意点を分かりやすく紹介します。年代や季節ごとに押さえておきたい服装のポイントも解説するので、ぜひ最後まで読んで当日の参考にしてください。
目次
祖父母がお宮参りに参加する際の服装は?
祖父母の服装はお宮参りの目的やマナーに合わせてフォーマルなものを心がけるとよいでしょう。お宮参りでは赤ちゃんは白羽二重の着物の上に祝着と呼ばれる着物を重ねます。赤ちゃんの祝着に合わせる場合は、パパやママだけでなく祖父母も着物などの和装が定番です。
しかし、時代の変化とともに、暑い夏などの季節には和装ではなくレース素材でできたベビードレスを着せるケースも増えてきました。それに合わせるようにママやパパ、祖父母の服装も変化し、洋装を着る方も多くいます。洋装であればスーツやフォーマルなワンピースが好ましいでしょう。
つまり、本来の目的である赤ちゃんの健やかな成長を祈る気持ちがあれば、現代では和装でも洋装でも問題ありません。ただし、神様へのご挨拶なので、ある程度のきちんと感がある服装を選ぶとよいでしょう。
お宮参りに参加する祖父母の服装の選び方
お宮参りは他の行事とは違った視点で服装を選ぶ必要があります。特に抑えておきたいポイントは以下の3つです。
- 赤ちゃんの抱っこやお世話をする前提で選ぶ
- 両家のバランスを考慮して選ぶ
- 赤ちゃんやパパママに合わせて選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
赤ちゃんの抱っこやお世話をする前提で選ぶ
お宮参りに同行する際には、赤ちゃんを抱っこするなどのお世話を行う前提で選ぶのがおすすすめです。当日は祝着に身を包んだ生後約1カ月の赤ちゃんを抱っこしてご祈祷に行きます。そして、抱っこをする役割は古くから父方の祖母の役割といわれています。昔は産後の女性はけがれが残っていると信じられており、お祓いをしてもらわなければ赤ちゃんを抱っこできないとされていました。そのため、父方の祖母が抱っこをする風習ができたようです。
しかし、現代では古くからの風習が薄れ、赤ちゃんを抱っこするのはパパやママでも問題ないとされています。また、父方と母方の祖母が交代して抱っこするのも珍しくないようです。1人が長時間抱っこし続けるのも負担が大きいので、全員で順番に赤ちゃんを抱っこしてもよいでしょう。しかし、ママの体調が万全ではない場合もあるので、祖父母が赤ちゃんの抱っこやお世話ができるとお宮参りがスムーズに行きます。そのため、動きやすさにも重視して服装を選ぶとよいでしょう。
両家のバランスを考慮して選ぶ
両家の祖父母がお宮参りに同行する場合には、両家のバランスを考えた格好をするようにしましょう。地域や家庭によって違いはありますが、父方の祖父母は母方の祖父母よりも格式高い服装をしなくてはいけないという風習があります。現代では薄れつつありますが、トラブルを避けるためにも事前に服装や慣習などの考えを確認し、両家で共有しておくと安心です。また、風習がなくとも両家の服装がまとまっていると整って見えるので、特に祖母の服装は事前に話し合っておくとよいでしょう。
赤ちゃんやパパママに合わせて選ぶ
相手方の祖父母だけでなく、赤ちゃんやパパママに合わせて服装を選ぶのも大切です。あくまでもお宮参りの主役は赤ちゃんであり、記念撮影をする際にも赤ちゃんとパパママが中心になります。そのため、赤ちゃんが和装であれば祖父母も着物などの和装、洋装であればスーツやワンピースなどフォーマルな洋装にすると統一感が出るでしょう。
また、赤ちゃんが和装でパパママが洋装など親子で服装のテイストが違う場合には、パパママに合わせた方が無難です。
お宮参りに参加する祖父母の服装の注意点
お宮参りに同行する立場としてふさわしい服装になるよう、以下2つの注意点にも気を付けて服装を選びましょう。
- 完全な普段着は避ける
- 派手なデザインの装飾品は避けるる
それぞれ詳しく解説します。
完全な普段着は避ける
お宮参りは洋装でも問題ありませんが、完全な普段着は避けましょう。Tシャツやジーンズ、サンダルなどは特にNGです。祖母はカジュアルな服装でもストッキングの着用が推奨されています。ストッキング着用は参拝のマナー となっており、暑い日でも素足はマナー違反になりますので最低限靴下の着用はしましょう。 また、涼しさを追求した素材でできた薄手の夏用ワンピースの中にはだらしない印象を与えてしまうものがあります。なので、夏のお宮参りでワンピースを着る際には、光沢感のある素材や上品なデザインのものを選ぶように気を付けましょう。
祖父の場合、暑い日やカジュアルな服装にする場合でも、神社の中には拝殿の中で参拝する場合、正装の着用が義務付けられているところもあるので、ジャケットは忘れないようにしましょう。
派手なデザインの装飾品は避ける
主役の赤ちゃんやパパママよりも目立ちすぎないよう、和装洋装関係なく派手なデザインは避けるようにしましょう。ワンピースでも胸元が大きく開いたものや肩が露出したデザイン、ミニスカートなどはフォーマルな場に適しません。お宮参りはお祝い事ではありますが、神聖な儀式になるので祖父母ともに落ち着いたデザインで慎みのある色合いのものを選ぶとよいでしょう。
服装だけでなく、華美なアクセサリーや小物などの装飾品もNGです。赤ちゃんを抱っこすることもあるので、大きめのネックレスなど赤ちゃんの肌を刺激するアイテムは身に着けないよう注意しましょう。
【年代別】お宮参りに参加する祖父母におすすめの服装
大切なお孫さんのお宮参りをよりいい日にするおすすめの服装を、祖母と祖父に分けて紹介します。和装と洋装の両方を解説するので、自分の好みや当日の雰囲気に合わせて選んでみてください。
祖母(40代〜50代)
40代〜50代の祖母が和装の着物でお宮参りに行くのであれば、着物の格式に気を付けましょう。着物の格は黒留袖から色留袖、訪問着、付け下げの順に下がります。昔は黒留袖が定番でしたが、最近では目立ちすぎないよう着用しないのが一般的です。着物は色留袖や訪問着、付け下げを選ぶとよいでしょう。着物の格を決める際には、相手方の祖母や主役のママパパに合わせられるよう事前に相談するのがおすすめです。着物のカラーは落ち着きのある淡い色などを選びましょう。
洋装を希望するのであれば、シックなカラーやデザインのワンピース、スーツが最適です。中でもIラインシルエットのフォーマルワンピースは、スタイルアップ効果もあり上品な印象になります。スーツスタイルの場合は、ブラックではなくライトグレーやネイビーなどのカラーを選ぶとフェミニンな印象に。高級感や華やかさが演出できるツイード素材のセットアップなどもおすすめです。
祖母(60代〜)
60代以上の祖母が和装を選ぶ際にも、前述の通り色留袖や訪問着、付け下げの着物を着用しましょう。ただし、華美にならないことに気を取られて地味なカラーを選ぶのはおすすめしません。薄紫や淡いベージュなどお祝い事にふさわしい明るい色調の和装にぜひ挑戦してみましょう。また、無地や柄が極端に少ない着物だと実年齢よりも上に見られてしまいがちです。赤ちゃんやママよりも目立たないことを大前提に、華やかで上品な色柄の着物を選ぶとよいでしょう。
洋装でも地味にまとめすぎないよう注意しましょう。明るいグレーやベージュなどのフォーマルワンピースやスーツなどを着用するとお宮参りの雰囲気にぴったりです。光沢感のある素材やツイードを選べば、ブラックなどの暗いカラーでも華やかさが出せます。また、スーツスタイルでも少しゆとりのあるシルエットを選べば動きやすく、当日も疲れにくいでしょう。
祖父
祖父は年代に関係なく、礼服やスーツが一般的です。祖母と合わせるのが基本ですが、最近では祖母が和装でも祖父は洋装でお宮参りをする家庭も増えています。もちろん、祖父が和装で行っても問題ありません。
お宮参りに祖父が和装をするのであれば、三つ紋や一つ紋の色紋付がよいでしょう。五つ紋の羽織袴が男性の礼装ですが、祖母の黒留袖と同様に目立ちすぎないよう着用しないのが無難です。相手方の祖父や赤ちゃん、パパに合わせて和装の格は選ぶようにしましょう。
洋装ではブラックのフォーマルスーツやダークカラーのスーツが最適です。祖父の場合は、白やパステルカラーのスーツは派手になってしまうためNGです。また、シャツやネクタイは慶事用のものを身に着けるとよいでしょう。
【季節別】お宮参りに参加する祖父母の服装のポイント
お宮参りに行く服装には、季節感を意識するのも重要です。季節に合わせて選べば快適度も上がり、より上品な印象になります。季節ごとに和装、洋装それぞれの選ぶポイントを紹介します。ぜひチェックして参考にしてください。
春のお宮参り
春の季節感に合わせ、和装洋装ともに明るいカラーを選ぶと当日の雰囲気にマッチするでしょう。祖母が和装で参加する場合は、淡いパステルカラー寄りの着物がおすすめです。また、和装の色柄は着る時期よりも少し先をイメージしたものを選ぶのが粋なので、桜が咲く前の季節であれば桜、桜が咲いている時期であれば新緑をイメージした色柄を選ぶとよりすてきです。洋装ではベージュやホワイト系のスーツやジャケットなどが春の雰囲気にぴったりです。
また、春は昼夜の寒暖差が激しい季節のため、祖父母ともにインナーやアウターで温度調節をするのを心がけましょう。脱ぎ着できるよう薄手のコートを1着持っていくと安心です。
夏のお宮参り
暑さが厳しい夏にお宮参りに行く場合には見た目だけでなく、快適さも同時に意識するのが大切です。祖父母ともにスーツを着る際には、通気性を重視した薄手のスーツを選ぶとよいでしょう。しかし、薄手の素材は安っぽい印象を与えることもあるので、光沢感のある上品なものにしてください。
半袖のワンピースを着ていく際には、冷房対策として上に羽織るジャケットやカーディガンを持っていきましょう。淡い水色や藤色など涼しい印象を与えるカラーのものを選ぶのがおすすめです。和装の場合は、6月と9月は裏地のない単衣の着物、7月と8月は通気性の高い薄物の着物を着ましょう。色柄は夏をイメージさせる紫陽花や笹、柳、魚などがぴったりです。
秋のお宮参り
秋は比較的過ごしやすい時期ですが、春と同様に寒暖差が大きい日もあります。薄手のアウターやインナーを工夫して温度調節ができるようにしましょう。定番のスーツやフォーマルなワンピースであれば、ネイビーやブラウン系などのカラーを選ぶと秋らしい落ち着いた印象になります。祖母のスーツスタイルではジャケットの中にきちんと感がある薄手のニットを合わせてもすてきです。
また祖母が和装するのであれば、春と同様の裏地の付いた袷の着物にします。カラーは少しくすみがかったベージュやピンクなどの淡いカラーが秋の雰囲気にぴったりでしょう。柄は紅葉の他に、萩や桔梗などがおすすめです。
冬のお宮参り
寒さの厳しい冬にお宮参りをする場合は寒さ対策をして、体調を崩さないように注意しましょう。祖父母ともに洋装の上に厚手のコートを着ると寒さがしのげます。スーツやワンピースはブラックやネイビーなどの暗いカラーを選んでもOKですが、地味になりすぎないようにツイード素材などを選ぶのがおすすめです。
祖母の和装でも着物の上に羽織や和装用のコートを着て防寒しましょう。着物は袷を選び、カラーは少しだけ鮮やかなピンクやベージュなどにすると華やかさが演出できます。冬の柄は枯山水や椿などがぴったりでしょう。寒さが厳しい場合や雪などで足元が滑りやすい場合は無理をせず、洋装に変更しても問題ありません。
祖父母がお宮参りに参加する際の心遣いやマナー
最後に服装以外で祖父母が抑えておきたい、お宮参りでの心遣いやマナーを紹介します。お祝い金や手土産、記念写真撮影費用に関する疑問を解決できるよう解説するので、ぜひ読んで不安なくお宮参りの日を迎えましょう。
パパママの意見を尊重する
お宮参りなどの儀式を行うのに、風習や家のしきたりを重視したい祖父母の方もいるかもしれません。しかし、昔ながらの風習やマナーも最近では時代に応じて変化し、パパやママの思いを尊重する家庭が増えています。主役は赤ちゃんとパパママですので、パパママの意見を尊重してあげましょう。参拝の仕方やスケジュールはパパママの希望を優先し、当日もサポートに回ってあげると全員が気持ちよくお宮参りを終えられるでしょう。
お祝い金は両家で話し合って決める
お宮参りに祖父母が参加する場合、出産祝い金とは別にお祝い金を用意するケースが多いようです。当日のお祝い金に関しては片方の家のみの用意や両家の金額が違っていると今後のトラブルにつながりやすいので気を付けましょう。パパママに確認し、事前に両家で話し合って決めておくと安心です。お宮参りのお祝い金の相場は5,000円〜10,000円が一般的です。
ただし、当日より前にご祈祷や会食などのお宮参りにかかる費用を祖父母が支払っている場合やパパママに渡している場合には、お祝い金を用意しないケースも多いようです。どちらの場合でも事前に確認しておくのをおすすめします。
手土産は用意しなくてもOK
お宮参りにパパママから招かれた場合、祖父母は特に手土産を用意する必要はありません。また、相手方の祖父母に対しても手土産を用意しなくてもよいです。むしろ、パパママ側がお祝いに参加してくれたお礼として手土産を渡す場合が多いでしょう。
会食や記念写真撮影費用を負担する形もあり
お宮参りでは神社でのご祈祷の他に、料亭やレストランなどでの会食、写真撮影を行うので、ある程度まとまった費用が必要になります。そのため、祖父母はお祝い金を渡すのではなく、参拝後の会食や記念写真撮影にかかる費用を負担する形でお祝いしてもOKです。
特にパパママからお祝い金を遠慮された場合は家族そろっての記念写真撮影をプレゼントすると喜ばれるでしょう。お宮参りの撮影ができる子ども向けの写真スタジオであれば、赤ちゃん専用の衣装やセットなどの用意があるのでよりかわいらしく写真が撮れます。さらに赤ちゃんの撮影に慣れているプロのスタッフがそろっているので、パパママも安心できるでしょう。
まとめ
お宮参りに参加する際の祖父母の服装は、和装と洋装のどちらを選んでも問題ありません。主役の赤ちゃんやパパママに合わせるのを基本に、TPOや季節感を意識した装いでおめでたい日をみんなで気持ちよくお祝いましょう。また、両家の服装やお祝い金などは事前にパパママや両家と話し合うとトラブルになりにくいです。祖父母はお祝い金の代わりに、会食代や記念撮影の費用を負担してもよいでしょう。
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