お食い初めの服装|赤ちゃんの衣装選びの極意とマナー完全ガイド!
お食い初めは、生後100日を迎えた赤ちゃんの健やかな成長を願う日本の伝統行事です。百日祝いとも言われます。この特別な日には、赤ちゃんだけでなく、家族の服装にも気を配ると思い出深いイベントになります。
しかし、「赤ちゃんにはどんな服を着せればいいの?」「親や祖父母の服装マナーは?」と悩む方も多いでしょう。本記事では、お食い初めの服装選びのポイントやマナーを詳しく解説し、シーン別のおすすめコーディネートも紹介します。
目次
お食い初めの基本とは?意味からマナーまで解説
お食い初めは、生後100日前後に行われる伝統的な儀式で、「一生食べ物に困らないように」との願いが込められています。赤ちゃんの成長を祝う大切な行事であり、家族が集まり、赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をすることで、健やかな成長を願います。
この儀式は平安時代から続くとされ、現在では自宅やレストランなどで行われることが一般的です。正式な日取りは生後100日頃ですが、家族の都合に合わせて前後させることも可能です。地域によっても違いがあるので事前に確認しておきましょう。
お食い初めの儀式の流れ
- 1. 祝い膳の準備:鯛の尾頭付き、赤飯、煮物、汁物、香の物などの縁起の良い料理を用意します。
- 2. 食べさせる真似:家族の中で最年長者が赤ちゃんの口元に箸を運び、「食べるふり」をさせます。
- 3. 歯固めの儀:丈夫な歯が生えるよう願いを込めて、石に箸を当てる「歯固めの儀」を行います。
お食い初めのマナーと注意点
- 1. 料理のメニュー:お食い初めの料理の献立には伝統的な決まりがあります。一汁三菜とお赤飯の5品を用意します。
- 2. 食器の準備:正式には漆器が使われます。男の子は朱色の漆器、女の子は外側が黒色で内側が朱色の漆器を使用します。最近では家庭用の食器やシンプルな木製の食器を利用される方も増えています。
- 3. 食事を口に運ぶ順番:赤ちゃんの口に料理を運ぶ順番も決まりがあります。「ご飯、お吸い物、ご飯、魚、ご飯」の順番で3回繰り返すなど、事前に確認しておくとよいでしょう。
- 4. 食べさせる真似は誰がするか:正式には親族の中の同性の最年長者が赤ちゃんの口に食べ物を食べさせる真似をします。やり方にこだわりすぎず、家族が交代で口に運ぶ真似をしてもいい思い出になるでしょう。
- 5. 服装選び:正式なルールはありませんが、レストランで食事をする場合など、フォーマルな服装を準部しておくと安心です。
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赤ちゃんの服装選び|男の子・女の子別のポイント
お食い初めでは、服装のルールはないですが、赤ちゃんもフォーマルな服装を選ぶのが最適です。また、生まれて初めて色つきの衣装を着せる「お色直し式」も兼ねているので「小袖」の着物を着せるのが正装とされています。
小袖とは着物の原型と言われ、袖口が小さい着物のことです。
購入する場合は呉服屋さんや百貨店、ネットショップなどで購入できます。
レンタルの場合はネットショップが主流です。
記念撮影で残す場合、写真スタジオを利用するとお店の着物を着て撮影してくれます。
服装選びの際には清潔感のある汚れやしわのないものを選び、洋装の場合スーツやタキシード風のロンパースやドレステイストのものなど正装に見え、着心地の良いものを選ぶといいでしょう。
和装なら男女共に色つきの小袖や男の子なら羽織袴、女の子なら着物風のロンパースなどがあります。
洋装なら、男の子はスーツ風のロンパース。女の子は華やかなドレスを選ぶのもいいでしょう。
男の子のおすすめ服装と選び方
男の子のお食い初めの衣装では、色つきの小袖や袴風やスーツ風のロンパースなどが人気です。最近はいろいろなデザインのロンパースがあり、選ぶのが楽しくなることでしょう。
小袖の場合、黒やグレーが一般的でしたが、最近は黄色やグリーンなどさまざまな色の着物があります。
ロンパースのように上下一体となっている着物や袴風の洋服も人気です。綿などやわらかい素材でできていることが多いので、赤ちゃんへの負担も少ないでしょう。
また、普段使いもしたいという方にはスーツやタキシード風のロンパースもおすすめです。
お食い初めだけでなく、ちょっとしたおでかけにも着ることができます。襟付きのシャツに蝶ネクタイやネクタイの絵柄がついているものなど、デザインは様々です。
女の子のおすすめ服装と選び方
女の子のお食い初めの衣装は、色つきの小袖や着物や袴風のロンパースやドレスが人気です。
小袖の場合、魔除けの意味もある赤系や桜や梅などの花模様が人気です。
着物や袴風のロンパースもさまざまなデザインがあります。最近は流行に合わせてくすみ系の色合いのものもあり、髪飾りも和テイストのものを合わせるとよりかわいらしくなります。
普段より少し華やかなドレスや普段使いできるワンピースも特別感が出て素敵です。スカートの場合、おむつが見えないようにチュチュやおむつカバーを付けると、写真に写っても気にならないでしょう。
ママの服装マナー|おすすめコーデと選び方
ママの服装は赤ちゃんの衣装にあわせたものを選ぶようにすると最適です。上品でフォーマル感のあるワンピースやスーツや、着物を選ぶのもいいでしょう。
洋装の場合
赤ちゃんの授乳や抱っこをしやすいことから、洋装を選ばれる方は多いです。肌の露出は避け、フォーマルなスーツやワンピースで上品さを心がけましょう。
お家でお祝いする場合は、きちんと感のあるきれいめカジュアルを意識するといいでしょう。例えば、ワンピースの上にカーディガンを羽織ったり、襟付きのシャツを着たり、少し意識するだけで特別感がでます。
和装の場合
正式には訪問着を着ますが、シンプルな色無地を着るのもいいでしょう。赤ちゃんが和装の場合、ママも着物で合わせることにより、より華やかなシーンとなります。和食のレストランでの食事などでぴったりです。しかし、授乳などがすぐにできないので、ミルクなどで対処するなど対策が必要です。
シーン別のおすすめコーディネート
1.自宅開催
- コーディネート例:シンプルなワンピース+カーディガン
- 色の選び方:赤ちゃんの衣装の色合いやワンポイントのカラーを合わせるのがおすすめ。リンクコーデで写真映えもばっちり!
- 素材の選び方:動きやすくシワになりにくく、ストレッチの効いたものが◎。
2.レストラン開催
- コーディネート例:セミフォーマルなセットアップ+ヒールパンプス+上品なアクセサリー
- 色の選び方:ネイビーやグレージュ、ペールトーンのワンピースが洗練された印象に。
- 素材の選び方:シフォンやサテンなどの軽やかで華やかな素材が◎。
3.和装スタイル
- コーディネート例:訪問着やシンプルな色無地+上品な草履+フォーマルバッグ
- 色の選び方:淡いピンク、薄紫、水色など、優しい色味が赤ちゃんとの写真映えも良い。
パパの服装マナー|シーン別の着こなしポイント
パパの服装も赤ちゃんやママと合わせるようにしましょう。カジュアルすぎず、ジャケットや襟付きのシャツなどできっちり感を演出するといいでしょう。
ネクタイやシャツなど、家族の衣装とリンクする色を選ぶと家族写真に一体感が生まれておすすめです。
1. 自宅開催
- コーディネート例:襟付きのシャツ+きれいめパンツ
- 素材の選び方:動きやすくシワになりにくいストレッチの効いたものが◎。
2. レストラン開催
- コーディネート例:ジャケット+シャツ+スラックス+革靴
いずれも色合いは赤ちゃんの衣装やワンポイントのカラーを合わせるのがおすすめ。リンクコーデで写真映えもばっちり!
選び方のポイント
す。赤ちゃんやママの服装とのバランスを考えながら、落ち着いた上品なスタイルを意識しましょう。
・清潔感を重視:シワや汚れのない、きちんとした服装を選ぶ。
・フォーマル感を意識:カジュアルすぎないきれいめな服装がベスト。
・場の雰囲気に合わせる:自宅・レストラン・和装など、開催シーンに応じたコーディネートを意識する。
祖父母・親族の服装|マナーと選び方のコツ
祖父母や親戚の服装に厳密な決まりはないですが、赤ちゃんや両親に合わせ、事前に家族と相談し、統一感を持たせるように心がけましょう。
パパやママがフォーマルな装いの場合はフォーマルな服装を選び、カジュアルな場合はきれいめカジュアルを選ぶと安心です。
また、レストランや格式の高い料亭などで食事をする場合にもフォーマルなスーツや訪問着など、場の雰囲気に合わせるのも大切です。
祖父母に似合う上品な装いの選び方
祖父母の服装は、過度に華美にならず、落ち着いた上品な装いを意識することが大切です。祖父は、ネイビーやグレーのジャケットに黒やチャコールグレーのスラックスを合わせると、品のある印象になります。シャツは白や淡いブルーの襟付きのものを選び、ストライプ柄も控えめであれば問題ありません。靴は黒やダークブラウンの革靴がフォーマルな場に適しています。
祖母は、優雅で上品なワンピースやセットアップを選ぶと良いでしょう。派手すぎず、柔らかい色合いを意識すると、フォーマルな雰囲気を保ちつつ華やかさも演出できます。ワンピースにはシルクやカシミヤ素材のカーディガンを羽織るとより上品になります。色はベージュ、ライトグレー、ネイビーなどの落ち着いたカラーを選ぶと良いでしょう。アクセサリーはパールのネックレスや小ぶりのピアス・イヤリングを取り入れると、控えめながら華やかさをプラスできます。和装の場合は、淡い色の訪問着や色無地がふさわしく、帯は控えめな金銀系の柄を選ぶと上品な印象になります。
お食い初めの服装はどこで準備する?
お食い初めの服装は、購入やレンタルのどちらでも準備できます。専門のベビー用品店や百貨店では、フォーマルなベビー服を豊富に取り揃えており、実際に手に取って選ぶことができます。また、オンラインショップでは多様なデザインが揃い、手軽に購入できるメリットがあります。特に、袴ロンパースや小袖などの伝統的な衣装は、呉服屋さんや通販サイトで豊富に取り扱われています。
一方、レンタルを利用するのも一つの選択肢です。フォーマルな衣装は一度しか着ないことが多いため、コストを抑えつつ質の高い服を選びたい場合に適しています。レンタルショップやフォトスタジオでは、お食い初め用の衣装を貸し出していることもあり、撮影とセットで利用するのもおすすめです。
レンタルと購入それぞれのメリット
レンタルの場合
一度しか着ない場合は費用を抑えられ、保管やメンテナンスの手間が不要なので楽です。ブランドや高品質な衣装を手軽に利用でき場合もあります。
購入の場合
記念として手元に残せるため、お正月や節句などの成長記録として活用でき、きょうだいや親戚の子どもにも着回しができることもメリットです。
購入する場合は、ベビー用品専門店やネットショップを利用すると豊富な選択肢があります。レンタルを希望する場合は、フォーマルウェアのレンタルショップやオンラインサービスを活用すると便利です。用途や予算に応じて、最適な方法を選びましょう。
お食い初めの服装に関する疑問を解決
よくある疑問① 赤ちゃんの服装は和装と洋装どちらが良い?
→お食い初めの赤ちゃんの服装は、和装と洋装のどちらを選んでも問題ありません。和装は伝統的で格式があり、特別感を演出できます。一方、洋装は着せやすく動きやすいというメリットがあります。家族の好みや、お食い初めを行う場所に応じて選ぶとよいでしょう。
よくある疑問② レストランでお食い初めをする場合の服装は?
→レストランでお食い初めをする場合は、フォーマルな雰囲気に合った服装を選ぶのがポイントです。赤ちゃんはきちと感のある衣装を選び、親や祖父母も品のある服装を心掛けましょう。和装の場合は訪問着や色無地、洋装ならシンプルなワンピースやスーツがおすすめです。
和装と洋装の使い分け方
和装は格式があり、お祝いの雰囲気を一層引き立てるため、特別感を大切にしたい場合におすすめです。着物は見た目も華やかで写真映えします。一方、洋装は着せやすく、食事中の動きやすさを考慮する場合に適しています。家族のドレスコードに合わせて選ぶと統一感が出て、より素敵な記念日になるでしょう。
今しか撮れないその一瞬を一生に
お食い初めである100日前後の時期は赤ちゃんの表情が出てくるタイミングです。お食い初めの記念撮影の時に初めて笑った!という体験談も少なくありません。スタジオキャラットではたくさんの和装や洋装といった可愛い衣装の中から撮影用衣装を選べるので、お気に入りの1枚で写真を残していただくことができます。
また、おしゃれな撮影用のお食い初め膳もご用意していますので、お食い初めのお祝いの雰囲気を残すことができます。お得なキャンペーンも実施しているので是非チェックしてみてください。
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まとめ
お食い初めは成長や食べ物に困らないように願う大切な行事です。特別な日にはマナーや服装にも気を配り、赤ちゃんだけでなく、ママ・パパ、祖父母もフォーマル感を意識した装いを選びましょう。和装・洋装の選び方や購入・レンタルのメリットを考慮し、最適な服装で思い出に残る一日を過ごしてください