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2025-12-11

お宮参りの服装はどうするべき?マナー・ルールや選び方のポイントなどを徹底解説

お宮参りの服装はどうするべき?マナー・ルールや選び方のポイントなどを徹底解説

お宮参りは、赤ちゃんの健やかな成長を祈る日本の伝統的な儀式です。そんな大切な場での服装選びは、マナーやルールが気になるポイントです。本記事では、赤ちゃん、両親、そして両親以外の参加者の服装選びについて、具体的な例や注意点を交えながら徹底解説します。お宮参りに適した服装を選んで、安心して当日を迎えましょう!



そもそもお宮参りとは?


赤ちゃんが無事に生まれてきたことへのお礼とこれからの健やかな成長を祈る儀式。鎌倉時代に始まったと言われています。赤ちゃんが生まれてから約1カ月後に住んでいる地域の氏神様へ参拝するとされていますが、近年はそこまで厳密でもなくても大丈夫。赤ちゃんやママの体調、お天気や家族の予定などを考えてベストな日に行うようにしましょう。
関連リンク:「お宮参りは何をするの? 準備からマナーや記念撮影までの基礎知識」



お宮参りの服装にマナー・ルールはある?


お宮参りは伝統行事でもあるため、服装に関する基本的なマナーやルールがあります。以下に、押さえておきたいポイントをまとめました。



  • 1. 格式を意識する

  • お宮参りは神社で行われる神聖な儀式です。そのため、服装もフォーマルなものを選ぶのが基本です。親や祖父母は、和装か準礼装レベルの洋装が適しています。


  • 2. 派手すぎない色合いを選ぶ

  • 神社は厳粛な場所のため、派手すぎる色やデザインは避け、落ち着いた色合いや柄を選びましょう。


  • 3.季節や天候に合った素材を選ぶ

  • 赤ちゃんや大人の服装選びには、季節感も大切です。例えば夏場には涼しい素材、冬場には暖かい素材を選ぶと良いでしょう。



これらを意識すれば、お宮参り当日の服装マナーをしっかり守ることができます。



お宮参りで両親の服装の選び方・注意点


両親の服装は赤ちゃんを引き立てるシンプルかつ上品なスタイルが求められます。ここでは選び方のポイントと注意点を具体的に解説します。


ママの服装選び、選ぶポイントと注意点は?


和装でも洋装でも注意すべき点は、“主役の赤ちゃんよりめだたない”こと。和装ならば訪問着や色無地をセレクトし、赤ちゃんの掛け着の色と相性が良い色を選びましょう。洋装ならば、ワンピースやスーツが一般的。神様の元でお祈りする行事なので、スカートであればひざ丈のものを。まだ赤ちゃんが1カ月なので、頻繁に授乳することを考えて、授乳ワンピでもOKです。シンプルなデザインで落ち着いた色味の授乳ワンピにジャケットをプラスするとフォーマルな印象になりますよ。授乳することも考えてワンピースであれば前が開くタイプのものであれば便利です。



  • 1. 上品で動きやすい服を選ぶ

  • 授乳や抱っこが必要な場合もあるため、動きやすいデザインでありながら、フォーマル感を保つワンピースやセミフォーマルなスーツがおすすめです。


  • 2. アクセサリーは控えめに

  • アクセサリーはシンプルなものにしましょう。揺れるイヤリングなどは赤ちゃんが引っ張る可能性があるため避けるのが無難です。


  • 3. ヒールの高さに注意

  • 抱っこ時のバランスを考慮して、低めのヒールや歩きやすい靴を選びましょう。



お宮参りでのママの服装のNGポイントは?


フォーマルな印象ではないノースリーブやミニ丈のもの、ミュールやサンダル、オープントゥパンプスなどは避けるようにしましょう。特に夏場は、暑いからといってキャミソールタイプのものや胸元が開きすぎているものは控えましょう。反対に冬は、寒いからといってデニムスタイルやカジュアルなニットスタイルはふさわしくありません。また、赤ちゃんを抱っこして歩くことも多くなるので、高すぎるヒールもNG。安定感のある靴がおすすめです。



  • 1. カジュアルすぎるスタイル

  • デニムやスニーカーなどはNG。カジュアルすぎる印象を与える服装は避けましょう。


  • 2. 過度な露出

  • 肩や背中が大きく開いたデザインは不適切です。


  • 3. 神社にふさわしくない柄や色

  • 派手な柄物や極端に明るい蛍光色は避けるべきです。



先輩ママのコーデをチェック!


実際にお宮参りを経験した先輩ママたちは、控えめでありながら華やかさも兼ね備えたスタイルを選ぶことが多いです。例えば、和装であれば淡いピンクやイエロー、グリーンなどの華やかで上品な色合いや、ワンピースやセットアップではシンプルなネイビーやベージュなどが人気です。


お宮参りの服装

お宮参りの服装

パパの服装、選ぶポイントと注意点は?


お宮参り時のパパは、スーツを着ることが一般的。フォーマルスーツを持っている場合はフォーマルスーツを。持っていない場合は、普段のお仕事で使うスーツでもOKです。主役の赤ちゃんを際立たせるためにも、スーツの色は黒や紺、グレイなどの落ち着いた色味をセレクトし、明るい色のネクタイで華やかさをプラスすると◎。赤ちゃんやママが着用するアイテムと色味を揃えると統一感もでますよ。



  • 1. スーツスタイルが基本

  • フォーマルなシーンに対応するダークカラーのスーツが定番です。ネクタイも派手すぎないものを選びましょう。


  • 2. 季節に合った素材選び

  • 夏場は薄手の素材、冬場は暖かいウール素材のスーツが快適です。


  • 3. 靴は革靴を選ぶ

  • スーツに合った黒や茶色の革靴を選び、事前に磨いておくと印象が良くなります。



お宮参りでのパパの服装のNGポイントは?


パパが目立ってしまうようなスーツの色は避けるようにして。また、黒色のネクタイは弔事用ですので、お祝いの場にふさわしくありません。派手すぎる色のネクタイも避けたほうがベターです。そのほか、神様に報告する行事であることを忘れずに、Tシャツやハーフパンツといったカジュアルすぎる服装は避けるようにしましょう。



  • 1. スーツ以外のカジュアルウェア

  • ジャケットなしやデニムパンツなど、カジュアルすぎる装いは避けてください。


  • 2. 派手なネクタイやシャツ/li>

    目立ちすぎる柄物や蛍光色は不適切です。



先輩パパの服装をチェック!


ベーシックなネイビーやグレーのスーツにシンプルな白シャツ、控えめな柄のネクタイを合わせるのが王道です。季節感を取り入れた小物使いも参考にしましょう。



お宮参りでの両親の服装例


ママ・パパの服装例


宮参り服装

赤ちゃんのかわいらしいピンク色の祝い着に合わせ、淡いピンク色とシックな紫色の訪問着が可愛さの中に落ち着きのある装い。パパはグレーのスーツに茶系のネクタイでママのお着物とのバランスが素敵なバランスです。


宮参り服装

パパママ共に紺色でリンクさせたコーデ。フォーマルスーツにパールを合わせたて上品に。ママのパールに合わせたドット柄のネクタイもさりげなくおしゃれ。


お宮参りの服装

ママはベージュのシャツとパンツスタイルのワントーンコーデ。パパもママと色味を合わせて茶系のスーツでやわらかい印象に。秋のお参りにぴったりな色合いです。



お宮参りでの赤ちゃんの服装の選び方・注意点


主役である赤ちゃんの正式な服装は、肌着の+白絹の着物(白羽二重・しろはぶらえ)+掛け着ですが、白絹の着物は実用的ではないため減少傾向に。その代わり、真っ白なベビードレスやカバーオールに掛け着を着用することが増えています。
 家族全員が洋装で揃えるならば、掛け着は使用せずセレモニードレスも人気。退院時に着用したものをお宮参りでも使用すると、1カ月の成長の変化を感じることもできますよ。
また、季節や動きやすさを重視することも大切です。以下のポイントを参考にしてください。



祝い着を準備する 柄や色にもポイントあり


正式な場で着用する祝い着は、伝統的には和装(祝い着・のしめ)が一般的ですが、近年はベビードレスを選ぶご家庭も増えています。どちらを選ぶ場合でも、「主役である赤ちゃんが健やかに育つように」という願いを込めて、柄や色の意味にも目を向けると特別感がぐっと高まります。
和装の祝い着として代表的なのが「のしめ(熨斗目)」です。のしめとは、赤ちゃんの産着(うぶぎ)として用いられる着物のことで、お宮参りなどの儀礼で赤ちゃんの上に掛けて身を包むスタイルが基本。家族の想いを託す一着として、柄選び・色選びが大切なポイントになります。
柄は伝統的に、男の子は鷹・兜・龍などの力強いモチーフが人気です。鷹は「先を見通す」「高く羽ばたく」、兜は「身を守る」、龍は「飛躍」など、成長や守護を願う意味が込められています。
女の子は桜・梅・鶴などの華やかで縁起の良い柄が定番。桜や梅は「美しさと健やかな成長」、鶴は「長寿」や「幸福」を象徴するとされ、晴れの日にふさわしい一着になります。
また、祝い着は色にも意味があります。たとえば、赤は魔除けや生命力を表す色として古くから祝い事に用いられ、女の子の祝い着でも特に人気です。黒は格式の高さを感じさせる色で、男の子の祝い着に多く見られます。ほかにも、白は清らかさ、青や紺は誠実さや落ち着き、金は華やかさや祝福を印象づける色として選ばれることがあります。写真映えや会場の雰囲気だけでなく、こうした意味合いも踏まえて選ぶと、より納得感のある準備ができます。


ベビードレスを準備する


近年のお宮参りは「産着(祝い着)の下にベビードレス(セレモニードレス)」という洋装ミックスが増え、写真映えと着せやすさで定番になりつつあります。
ママ目線では、購入相場が5,000〜10,000円前後で手に取りやすく、レンタルなら4,000円〜10,000円程度(レンタル日数や送料で変動)が目安。
レースやフリル、リボンに加え、小花・唐草風の蔦(つた)・王冠・小さな十字(クロス)など繊細な刺繍が人気です。なおベビードレスは男女兼用もありますが、男の子はシンプル&襟元すっきり、女の子はレース多めなど雰囲気が違うことも。
購入時は「性別に合う印象か」「フードや帽子セットか」まで確認すると失敗しにくいですよ。


宮参りの服装

季節や天候に合った素材を選ぶ


赤ちゃんは体温調節が苦手なため、季節に適した素材を選ぶことが大切です。夏は通気性の良い薄手の綿素材やメッシュ、冬は保温性の高いフリースやウール素材を選びましょう。祝い着の下に着る肌着も重要で、赤ちゃんが快適に過ごせる素材や作りを選ぶことで負担を軽減できます。


着脱のしやすさを考慮する


お宮参り中は抱っこする時間が長く、着替えやオムツ替えが発生することもあります。そのため、スナップボタンで簡単に脱ぎ着できるロンパースや祝い着を選ぶのがおすすめです。また、祝い着の裏地が滑らかな素材で作られていると、赤ちゃんに着せる際もスムーズで便利です。


赤ちゃんの動きを妨げないデザインにする


赤ちゃんが快適に過ごせるよう、サイズ感にも注意しましょう。特に手足を自由に動かせる、ゆったりとしたデザインが理想的です。サイズが合っていない衣装や締め付けが強いデザインは避け、赤ちゃんの自然な動きをサポートする柔らかな素材や作りを重視してください。


お宮参りでの赤ちゃんの服装例


1.祝い着(男の子なら鷹や兜柄、女の子なら花柄などが定番)


宮参り赤ちゃん

鷹は先を見通し高く羽ばたく飛躍、松は長寿と健康を願う吉祥柄。明るいグレーは上品で落ち着きがあり、柄を引き立てつつ格式も保てる祝い着です。



2.レース素材などの華やかなベビードレスや白色や淡い単色のシンプルなロンパース



レース素材なピンクの小花のモチーフが華やかで女の子のお祝いにピッタリです。


宮参り服装

オーガンジー素材とリボンのモチーフが可愛い、シンプルな白いベビードレスは男の子でも女の子でも着用できます。


お宮参りで両親以外の服装の選び方・注意点


両親以外の祖父母や親戚も、格式やバランスを意識した服装選びが必要です。


1.祖父母の服装はシンプルに


お宮参りの主役は赤ちゃんと両親のため、祖父母の服装は控えめで上品にまとめるのが基本です。落ち着いた色味(黒・紺・グレー・ベージュなど)の無地や小さめ柄を選ぶと、写真でも品よくまとまります。和装なら訪問着や色無地、洋装ならダークスーツやセミフォーマルが安心です。


2.親戚もTPOを意識


親戚は「場にふさわしいきれいめ」を意識すると好印象です。神社では肌の露出が多い服や派手な色・大きなロゴなどは避け、清潔感のある装いに。会食がある場合は店格に合わせて、男性はジャケット着用、女性はワンピースやセットアップなどが無難です。集合写真を意識し、色味をそろえると統一感が出ます。


3.靴や小物もフォーマル感を意識


バッグや靴もフォーマルなものを選びましょう。


服が整っていても、靴や小物がカジュアルだと全体が崩れて見えがちです。靴は黒・紺・ベージュの革靴やパンプス、ローファーなら上品な素材感を。スニーカーや派手なサンダルは避けましょう。バッグは小ぶりでシンプル、アクセサリーはパールなど控えめが定番。季節物の羽織やストールも落ち着いた色が安心です。「


関連リンク:「祖父母がお宮参りに参加する際の服装は?選び方や注意点、年代別・季節別の服装のポイントを解説」


お宮参りの記念撮影は衣装も借りられる写真スタジオへ


宮参り撮影

お宮参りの特別な瞬間を写真に残したいなら、写真スタジオでの撮影がおすすめです。



  • パパやママがカメラマンにならなくても、家族みんなの写真が残せる

  • お天気を気にせずきれいな写真が残せる

  • お参り用の祝い着がレンタルできちゃう

  • 赤ちゃんやごきょうだい、パパやママも着物が着られる


スタジオキャラットでは赤ちゃん用の祝い着レンタルサービスも充実しており、お宮参り撮影をされた方は撮影の前後1か月に祝い着を1日無料でレンタルすることができます。お宮参りの衣装を準備する手間が省けます。経験豊富なスタッフによるサポートもあるので、安心して利用できます。
※一部グレードアップ料が必要な祝い着もございます




キャラットのお宮参りはこちら

まとめ


お宮参りの服装選びは、赤ちゃんが主役であることを大切にし、儀式の意味を尊重しつつ、参加する人の服装にも気を配り、格式を意識することも重要です。また、季節感や動きやすさを考慮することが大切です。特別な一日をより素晴らしいものにしましょう。スタジオキャラットの衣装レンタルや撮影サービスを活用して、思い出に残るお宮参りをお楽しみください!




再編集日:2025年12月11日




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